2006/02/11
用の美
追わない美が有る
追ってくる美が有る
目的があって、作った人が居て、使う人が居て、使い方があって、直し方があって、終わり方が有る。
生活の中にあるものはこれらがそろっていて、これら以外のものを極力添加しない。
華美ではなく、かつ目的に徹しすぎず。ちょっとした洒落があるから物には作った人の心がやどり、
つかう人それぞれにより傷のつき方や直し方も変ってくる、だから物に深みが出てくる。
華美で薄っぺらで理屈をこねる物はすぐに出来上がるけれども、年月を掛け使い込んだものはすぐには出来ない。だから価値がある。
だけれどもそれは金額には換算できない、持つものが持って初めて価値がある。使う者が居て使われるから初めて価値がある。
そしてそれは、生活や仕事、ごく身近に意識せず存在する。
そういったものが好きです。
近藤
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