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プラモデル茶道論

20220922_プラモデル茶道論

以前、釧路のプラモデル屋「ミヤケ模型」にお邪魔したとき、たまたまファインモールド社の社長さんにお会いして楽しくお話させていただいた。

そのなかで「プラモデル茶道論」というのがあってつまるところ
・プラモデルはイラストが印刷されたボール紙の箱に入っている
・プラモデルはランナーに部品が付いている
・ランナーはビニールの袋に入っている
・プラモデルは白黒印刷の組み立て説明書がついている
これらの条件を満たして初めて「プラモデル」と認識される。
というお話。

そしてお客さんもそういったお約束にはまったものを「プラモデル」として愉しむ。
という。

これがたとえば流通や入手のしやすさ、コストなどの観点から
・外箱をダンボール
・梱包材にプチプチを使用
・説明書はpdfでダウンロード
と変更するととたんに「プラモデル」ではなくなる。

「茶道の[お手前]を愉しむように、プラモデルのお手前を愉しんでいる」
のだそうな。

これがなかなか納得して、たしかに「プラモデル買うぞ!」と言ってぱっとイメージがつくのがそういった要素のあるものが欲しくなる。
そして作るのが目的ではなく、その梱包された一式を愉しんでる場合もままある。

こういった「お手前を愉しむ」のはなにもプラモデルだけではなく、色々なジャンルに当てはまる。
そして一大コンテンツ、となるものにはこういった「お手前」がある。
自分がメシのタネにしているゲーム産業でもそうで

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