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シンカテゴリ「金」~大手のクソアニメを見ようの会

新カテゴリ 「金」 です。
読んで名の通り、キン。
貨幣と言う意味のおかね、宝飾品としてのきん。
二つの意味合いです。

なにかっつうと、人類はキンを長いこと「価値のあるモノ」と思い込んで、それぞれの経済の中の基盤のモノとしてきました。
そしてその昔「金時計」というものがあり、時計の部品を全部金でつくることにより、経年での変質がなく、常に一定の時間を刻むことが出来それは「時計という機械として価値が高い物」だという論法です。
しかし、東南アジアの安価なクオーツに押されて機械式時計の価値はどんどん下がっていきました。
そんな状況を覆すべく時計師のラングがシースルーバックを開発。
いわゆる裏スケで、腕時計の背面がガラスになっていて中身が見えるというやつですね。
コレが爆発的にヒットし、機械式腕時計の市場はV字回復したという話です。
1982年のことでした。
この話はモトモト時計が金で付加価値をつけていたのを、技術的工夫でステンレスに意匠を伴うことでその価値をあげる。
いわば錬金術なわけです。
経済的な言い回しになりますが。

ぼくらコンテンツ開発マンも、言ってしまえばこの錬金術をやっているわけなのです。
さてそんな夢のような仕事ですが、失敗の方が多い。
だから今期のクソアニメを視聴して研究することは、実に理にかなったやりかたなのです。

そう。
ガンダムでおなじみのサンライズがここ最近の新作で、ドベのクソアニメ・クソコンテンツばかり作っているのが不思議で、いろいろと方々に発破をかけて情報を収集すると、どうにもバンダイナムコが企画に発言権を行使してるそうなのです。
ゲーム屋がゲームではなく、コンテンツの物語性そのもので売りに出たのですが、はっきり言ってゲーム屋の物語作りは素人も同然なのです。
「オタクはこういうの好きなんでしょう?(鼻ほじ)」なチョンボなものしか出せなかったという印象。
ガールガンと境界戦記ですね。
境界は二期がはじまったので見なければならないのです。ぶすぶす。

あと大クソアニメといえばエクスアームがそれですね。
なんか実写系のスタッフをかき集めて3DCGでマンガ映画を作ろう見たいなノリりですが、こちらも素人の烏合の衆だったのだろう。
ゴミでした。
カスの極みです。
なんの実績にもならないスタッフの時間を泥棒しただけでした。
死に値します。



さてゲーム屋さんは物語作りの素人、と書きましたがソレはなぜか?

そりゃナカにはスゴイひともいるのですが、基本は素人です。
それ以下かもしれません。
なぜなら、ゲームは直接的な体験を提供するので、物語性というものがあまり複雑なものを求められないからです。
ひどい企画だと、いままで一度も小説を発表したことがないひとが、いきなりポンと物語のハンドリングを担わなければならなくなってしまうことも、あるかなと思います。

体験が主眼なので物語がおまけ、としましたがここには合理性があって「物語が難解すぎると体験への意欲が高まりにくいから」なのです。
つまりですな。
主人公は古風な「父親を超えるべく旅に出る亡国の王子」でヒロインは「囚われのお姫様」であり「幼馴染の世話焼き女房がついてくる」なベタベタな三角関係でボーイがミーツでガールして良いのです。

物語を純粋に見て楽しむのであれば、それはあまりにもヒネリがなく面白みがないのですが、イザ自分でその主人公になり選択肢をつきつけられたり、ヒロインを奪取するために戦ったり、そのモチベを維持したり、その世界に没入する。
ということになると、やっぱり物語はシンプル極まりないほうがよいのです。
これはゲームメディアのメカニズム的なことなので問題ではないのです。

たぶんガールガンと境界戦記ですが、ゲーム開発でいくつかヒット作を作った方が、勘違いされて企画のコアな部分に対しての発言権を与えられてしまったのでしょう。
サンライズはそのむかしに「文芸室」があったのですが、重鎮のご退職とともに潰してしまったそうなのです。
文芸室が残っていたとしたら新規企画にたいして「ソレつまりません。金をドブにすてるようなものです」と言っていたのでしょうか?
それは定かではありませんが、境界戦記とガールガン、プラモデルが地獄のように在庫しているのでコンテンツそのものがファンに受け入れていない証拠かと思います。

なのでみなさま、ガールガンと境界戦記


見ろ!
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